なーんの役にも立たないただの子育てlog - オコキタ日記

海辺の田舎で男児どもを育てる子育てダイアリー

出産、からの怒涛の3日間の記録②「陣痛促進・後半」

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前回の続きです。

 

**シリーズ目次**
出産、からの怒涛の3日間の記録①「陣痛促進・前半」 - オコキタ日記@育児
出産、からの怒涛の3日間の記録③「出産」 - オコキタ日記@育児
出産、からの怒涛の3日間の記録④「後処置、初授乳」 - オコキタ日記@育児
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9:30に促進処置を始めて2時間半。

順調にバルーンを卒業して、本格的な陣痛が始まることになった。

 

 

12:00 分娩室でお昼ご飯

私と同じスケジュールだと出産は早い人で17時くらいだそう。

 

なので12:00のお昼もキチンといただいた。

バルーンも抜けて座れるようになったので遠慮なくいただきます。

 

うまうま。

金目の煮付けとかうめーよ。

なんだかご飯が美味しいのでしあわせ。めっちゃオペ室っぽいところでご飯を食べるという不思議な感じに。

 

旦那氏菓子パンだったので少しご飯あげる。

 

 

食べてる間もシクシクとお腹が痛いのだけど、なんとかたべれるレベル。

助産師さんに聞いたら陣痛って最初の我慢できる痛みの時間が長くて、最後のしんどい痛みに近づけば近づくほど時間としては短くなるらしい。

 

終わりに近づくほど急坂ってことやね。

 

 

 

 

ここで、Twitterの通信はプツリと途切れる。

 

 

 

昼食後の空白の時間、その時

 12:35 陣痛が急に強くなり、間隔が1分おきになった。

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昼ご飯用に背中側に大量のクッションを置いて背もたれにしてくれたのだけど、それを取っ払う気力もなし。

 

むしろこのままの体勢の方がいいくらい。

 

しかし痛くなるのが急だな。

ご飯食べて胃で押されたのか??

 

 

1分間隔ででっかい便秘を押し出すような鋭い痛みが私を襲う。

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こんな横向き体制でヒーヒー言ってたんだが、イラストのような余裕はない。

 

さっきまでベラベラ話してた余裕はどこいった。

 

 

 

 

 

本気の陣痛、さすがにTwitterする余裕はない

最初は陣痛の波が来た時に合わせて旦那氏に焼き鳥してもらっていたが、

 

 

そのうちうちわじゃ間に合わなくなって、仙骨の上の方を押してもらう。

 

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最初、旦那氏は手で押そうとしていたのでお互いに翌日指と腰が痛くなって死ぬからヤメロ!と制して持参してたテニボでやってもらう。

 

 

陣痛は1分間隔で
「キタキタキタきた!!」
である。

 

5回ほどグイグイと腹が縮まるような間隔に襲われる。
1、2と強くなり3回目がピークである。そして4、5で抜けていく。

 

 

キタキタキタとなるべく言うようにして旦那氏にそれに合わせて押してもらうという共同作業。

焼き鳥係は助産師さんにバトンタッチ。

 

 

そのうちキタキタ言えなくなり、ジェスチャーでタイミングを合わせるようになる。

 

 

はっきりと何かが出ようとしている感じがわかる。

 

 

13:30頃 子宮口7cmまで到達

喋れなくなってどれくらいだったか、

かなりいきみのピークが辛くなり、

 

「ホアーーーッ!」

 

となんだかよくわからない声が出る。

出ようとしている、バブー氏がアタックに備えているのだ。

 

そんなことはわからない旦那氏、オロオロす。

なんか押し方が悪かったのか??

 

ヒーヒー言いながら説明する嫁。

「もう、なんか、出そうな感じ、で、変な声出てる、だけだから、大丈夫、、ホァーーッ!!!

 

次第にいきみが逃しきれずに

「ホウェーーッ」

と下腹に力を少しこめてしまう。

 

助産師さんがきた。

「ちょっとみるねー。あ、うんうん、7cmまできてるね。もう折り返しは過ぎたよ〜!」

 

はっ、9cmまでまだ2cmもあったよ。

ショックを隠せない嫁。

 

13:40?いきみが逃せなくなってくる

いきみを頑張って逃そうと思うのだけど、

もはやこの段になってくると体の反射と理性の戦いになってくるのだ。

 

わかりやすい例で言えば、

 

吐きたい、でも吐けない

とか

お腹下って出したい、でも出せない

 

なかんじであろう。

この反射が下痢とか吐き気のゆうに10倍は強いと思っていただいて間違いない。

 

出したい、でもまだ出せーない!

(西川貴教が頭をよぎる) 

 

なんだよ、動物も本能と理性で戦うもんなのかよ?出したいなら出した方がよくねーか。

 

ここでいきむと進行が遅くなるらしいんだが、生物の本能(出したい反射)と逆行してるって変な話だなと思いながら耐える。

 

しかし耐えられない。

クァアアッ!

 

 

なんか液体が出る。

当然だが、自分からは何も見えない。

旦那氏に助産師さんを呼んでもらう。

 

 

こんなことが数回あった。

膀胱が押されて出てきたり、出血だったり。

 

ええ、結構な量でてねーか。

 

出血はいわゆるおしるし的なものと一緒らしいが、こんな量が家で出てきたらマジでビビるよな。

 

そんなことを考えながらひたすら1分おきの波を処理する。

 

 

13:50 子宮口、全開です。

いきみを誤魔化しながらなんとかやっていたのだが、次第に誤魔化しきれなくなってくる。

 

 

いきみを逃せずにいきみかけてることしばしば。

クァアアあああ!!!!

きっと諸男性陣には伝わらないのが残念なところなんだが、これが大変なんだ。

 

 

ちょうど助産師さんが来たので

「も、、、逃すの、、キツいんすけど」

と訴える。

 

「あ、結構もういきみたい感じ?」

嫁、激しくうなずく。

 

 

「あ、全開だね」

 

 

あっさり全開らしい。

思ったよりかなりはえーな、という助産師さんの反応である。

 

会場がバタバタとし始める。

人が集まり、取り上げの準備が始まる。

 

 

旦那氏「(旦那氏)母が15時に来るそうです」

助産師「あーそれより前に出ちゃうね」

 

 

14:50

ついに最終スプリントが始まる。

 

 

(続く)

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