先日、子どもが生まれたのをきっかけに保険の見直しをしました。学資保険とか学費の積立について、検討する前にサラッと読んで概要がつかめたら楽かなと思ってまとめました。
この記事は長めですが、1記事でとりあえずの概要はつかめると思います。保険が全然わからない人でも保険の検討ができるくらいのイメージをつかめればよいので、専門用語の意味などはざっくりですすめています。
学資保険とその他の学費調達方法
学資保険ってなに?
学資保険は生まれた子が大きくなって進学する時に学費をちゃんと調達できるように準備するための保険で、大体の人は子供がうまれてすぐ(0歳)に加入して毎月の保険料を学費積立の代わりにしています。
支払った保険料は保険会社で管理され、契約時に取り決めした満期日に決めた額のお金が保険会社から振り込まれます。
学資保険の目的は「貯蓄」
学資保険はあくまで「貯蓄」です。国公立大学に進学した場合、入学から卒業までに600~700万必要と言われていますので、仮に0歳0ヶ月から18歳0ヶ月までの18年間で貯めるとすると毎月2.7~3.2万円を貯金することになります。
学費を保険で積立するメリット
学資の積立としてよく使われるのが学資保険ですが、学資保険が広く使われている理由3つはこれです。
- 貯蓄性が高い保険であること
- 必ず契約した金額がもらえること
- 親に万が一のことがあったら保険料が免除されること
つまり、親が万が一死亡したり重度障害になってしまって保険料が払えなくなっても、決めた分のお金は保険会社が責任を持って支払ってくれるわけです。ココが普通の貯蓄と違う部分です。
学費を保険で積立するデメリット
学資保険で学費を積み立てる場合のデメリットは支払い完了前に解約するとお金が減るということです。
解約したときに戻ってくるお金を解約返戻金(へんれいきん)といい、どれくらいのお金が戻ってくるかの割合を返戻率(へんれいりつ)といいます。基本的に、返戻率は払込完了前が100%未満、払込完了後は100%を超えます。
どれくらい損になるのかは保険によりますが、契約翌年が一番低くて40~50%、年数が経つほど60%、70%、80%と上がっていき、払込満了日に近づくほど100%に近くなります。
学資保険以外の資金調達方法
親に万が一のことがあろうとなかろうと、決めた分のお金は準備できる。
この条件がクリアできていれば、学資保険でなくてもよいですよね。
お金の調達方法はいろいろありますが、貯蓄という意味ではほとんどの場合銀行口座に貯金するか、保険で積み立てています。そのうち、万が一貯金ができなくなってもお金を受け取りたい、といった場合はやはり保険を利用するのが良いということになります。
貯金や学資保険が資金調達のどこに分類されるのか簡単にまとめておいたので参考になればと思います。
お金の貯め方をまとめ
- 貯める
- ・銀行に貯金
・貯蓄性の保険を組む
- もらう
- ・無利子無返還の奨学金
- 借りる
- ・教育ローン
- 増やす
- ・株などの資金運用で元手を増やす
※これ以外に家族からもらう、借りるなどの方法もあります。
貯蓄性の高い保険は、学資保険以外に終身保険と個人年金保険があります。
【図で比較】学資保険と貯金、終身保険、個人年金は仕組みと万が一の場合にどう違ってくるのか
学資保険以外に、貯蓄性の高い保険として終身保険と個人年金保険がありますが、主に親が死亡した場合、途中解約した場合に受け取れる金額が違ってきます。
ではこのあたりについて、詳しく比較してみます。
学資保険と貯金、終身保険、個人年金の仕組みの違い
学資保険以外に、貯蓄性の高い保険として終身保険と個人年金保険がありますので、貯金と合わせて比較します。
銀行への貯金
保険料の支払期間と保険金の受取日(満期日)はありません。いつでもいくらでも貯金ができ、いつでもいくらでも引き出すことができます。貯めた分だけ貯まります。
ただし親が死亡した場合は預けた分以上には増えません。
ちなみに、2016年時点で銀行の普通預金の金利は0.0001%(100万預けて100円増える)、定期積立が0.001%(100万預けて1000円増える)です。ほぼ増えない!!
学資保険
保険料の支払期間と保険金の受取日(満期日)が決まっている保険で、生命保険の「養老保険」にあたります。保険料が高い代わりに決まった日に設定金額を確実に受け取ることができます。
ちなみに親が死亡したときも保険料を支払わずに予定の金額を全額受け取れます。ただし、前倒しでその金額を受け取ることは出来ません。
終身保険
保険料の支払期間が決まっていますが保険金の受取日(満期日)は決まっていません。保険料は学資保険と同じくらい高いですが、支払期間終了後であればいつ解約しても100%以上のお金が返ってきます。また受取が遅いほど増えますので使わなければどんどん増えるのが特徴です。
また親が死亡した場合はそこで保険終了となり、死亡保険金として予定金額以上に受け取ることができます。
個人年金保険
保険料の支払期間と保険金の受取日(満期日)が決まっている保険です。生命保険のタイプの「年金保険」にあたります。保険料は学資保険と同じくらい高いですが、返戻率が高く途中で解約しても今まで支払った分のほぼ100%近いお金が戻ってきます。
ただし親が死亡した場合、死亡保障はついてませんので今まで預けた分しか戻ってきません。
これを表にするとこんな感じ。
学資保険と各保険のメリット・デメリット比較
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つまり、学資以外にも貯蓄性のある保険はありますが、それぞれ特徴が違うので一概に損得ではくくれないということがわかります。大切なのは目的に合わせて一番あっている物を選ぶということです。
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【シーン別】貯金、学資保険、終身保険、個人年金保険の受取額の違い
では上の違いを学資保険、銀行への貯金、終身保険、個人年金保険について「満期時」「途中解約」「親死亡時」の3つのシーン別に具体的にシュミレーションしてみます。
シュミレーション
2016年8月に息子がうまれたので、0歳0ヶ月から学費の積み立てを開始。
18歳までに300万用意するのが目標。払込期間は終身保険が15年、その他は18年。
満期時の受取額比較
まず、それぞれの方法で順調に貯めていった場合、月々の支払いと支払いの総額と受取額はこうなります。
どの保険も積立金額が300万未満なので普通に貯金するより増えています。
学資保険と終身保険は2016年現在、18歳時点での返戻率にほぼ差がないので早く払い終わるか、18歳まで払うかの違いくらいしかありません。
一番増えるという意味では個人年金保険が増えますが、受取が分割になるのでそれさえOKならありです。
途中解約時の受取額比較
では途中で解約した場合を考えます。まずは高校在学中の16歳で突然留学したいと言い出し出したケース。
貯金は目標金額300万に到達していないのは当然ですが、その他の保険も到達していません。
ただ、積み立てた金額より唯一増えているのは終身保険です。損していないのは返戻率100%の貯金、個人年金保険です。学資保険は早期解約になるのでやや元本割れ。(※ただし、ソニー生命の学資保険のように保険によっては満期2年前だったら返戻率100%のものもあります)
では、もっと早い段階の14歳で家計の事情によりお金が足りなくなって保険を解約しなければいけなくなったケース。
最も損をするのは終身保険です。払込前の返戻率が低いため、大幅に元本割れです。その他、学資保険も元本割れですが終身保険よりは解約返戻率が高いので損が少なめです。
貯金と個人年金については元本割れなしで、積み立てた分がそのまま戻ってきます。
※払込期間の数年前に解約する場合は、全額必要でなければ一部借り入れで積み立てした金額の9割まで取り出すことができます。その際は解約金額×その時点の返戻率=受け取れる金額です。
親死亡時の受取額比較
最後に親(契約者)が死亡した場合の受取金額を比較します。14歳でお父さんが亡くなった場合を考えます。
一番受取額が大きいのが終身保険。死亡保障ですから、死亡時点で一気に大きな金額が受け取れます。次に大きいのが学資保険。死亡時点では受け取れませんが、18歳に約束通り300万円受け取れます。いずれも保険料は死亡時点で支払ストップです。
貯金は貯金ができなくなればそれ以上増えませんので、ここで終了。個人年金も支払いできなくなった場合、この時点で解約することになるので支払った分のみ戻ってきて300万には及びません。
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保険は複雑なので、正直専門知識もないのに一人で考えていてもよくわからなくなってきました・・・><
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【進学プラン別】最適なタイプの学費の積立方法は?
シーン別に見てみると、保険によってメリット・デメリットが違うのがわかります。私も最初は返戻率ばかり見てどれくらいお金が増えるか、損しないようにするにはどうしたら良いかばっかり考えていましたが、大切なのはリスクに備えつつ自分たちが欲しい時にお金が用意できるようにするにはどうしたら良いのか?です。
個人的には、0歳のときに加入すれば15歳以降いつでも解約OKな終身保険で学費を積立するのがいいなと思っています。解約の手間はありますが、大学に行きさえすれば人生安泰の時代はもう終わると思っているので、急に子どもが留学したい、自分で何かに挑戦したいなど言い出してもぱっとお金が作れる状態にしたいと思っています。
でも、例えば私立の学校に行かせたい、という場合学資保険のお祝い金がもらえるプランを利用するのも良いと思っています。総合的な返戻率は下がりますが、進学のステージに合わせてお金を受け取れるので忘れていても助かった!という場合があります。ただ、もちろんいらなかった、なくても何とかなった、などでオトクじゃない状況になることもあります。
また、多分お金は何とかなりそうだけど、一応万が一のためにちょっとでも増やしながら崩せる状態にしたい。という場合は終身保険を組んでおくといいと思います。終身保険は一部解約ができるので1000万の死亡保障を500万にすれば、今まで積み立て多分の半分がその時点の解約返戻率で還付されます。残りはひきつづき運用されていきますのでちょっとずつ増えていきます。
ただ、もし途中解約しないきゃいけなくなるかも、、、、などの心配があるようだったら、返戻率の高めな学資保険を組むか、それこそ現金で積み立てておくのが無難でしょう。でも途中解約しなきゃいけないほど家計が苦しい場合は、現金でお金を積立てるのも難しい可能性がありますけど。
マイナス金利の影響で、利率の良い終身保険はなくなる傾向にあるので、外貨建ての終身保険を利用する手もあります。為替というと怖いってイメージがあるかもしれませんが、為替は常に上下するものなので、早めに払い込んで利率の良い時に解約するといいと思います。
外貨換金で損しない方法
為替レートが変動するので損をすると書いている人もいますが、為替は変動していますので為替レートの良い時(損をしない時)に円に戻せば問題ありません。(留学だったら米ドルのままにしておくほうが都合が良かったりもするかも?)
そんなとき為替で損をしないためには「損益分岐点」というのを出すのですが、次の式で出せます。
(支払った保険料の日本円)÷(解約して受け取った外貨)
例えば総額532万円支払ってド$69500を受け取った場合、532万円÷$69,500=1$ 76.55円となります。76.55円より円安、例えば1$90円など数字が大きくなった時に換金すればたくさん円が変えるので得をしますよね!
積立する学費の目標金額はどう決める?
学費の目標金額を決めるには、進学プランから大体必要なお金を設定し、そのうちいくらを保険で賄うかを決めます。保険で預けると途中解約しづらくなりますので、全額保険で賄おうとすると危険です。
国から貰える助成金もありますので、そのあたりを含めていくらだったら無理なく確実に支払えるか考えて組みましょう。
進学に必要な学費はいくら?
【幼稚園~高校】
学費のプラン建てにはそれぞれのステージにどれくらいのお金がいるのかを知っておく必要があります。
文部科学庁から学費の統計情報が出ているので、3歳から1年毎にいくら掛かるのか学費の年額をグラフにしました。
コレをみると、幼稚園でも年間に22万ほどかかっていて、小中高につれて10万ずつくらい年間の学費が増えています。また、入学直後に一番お金がかかるのと、公立の場合は中3の高校受験の時期にやはりお金がかかっています。
【大学受験~大学卒業】
子どもの教育費用の中で最もお金がかかるのが大学受験~大学卒業までです。
日本政策金融公庫の「教育費負担の実態調査結果」によると、約50%は大学へ進学する時代です。大学入学から卒業までに約600~700万かかるといわれています。
私立か公立かによっても違ってきますが、高校から大学までにかかる進学費用が899万、私立大学に進学すると600~700万かかると言われています。
大学に関しては私大か公立かによっても違いますし、短大や高専になるとまた安くなるので簡単に大学のジャンルごとに入学金と在学費用をまとめておきます。
(引用元:日本政策金融公庫から「教育費負担の実態調査結果」)
在学費用は学校教育費(授業料、通学費、教科書代など)、家庭教育費(塾の月謝、おけいこごとの費用など)をあわせた金額ですが、一番進学する人が多い私立文系で入学から卒業まで677万かかっています。
さらに、上の在学費用には下宿代が含まれていません。
大学進学に伴い下宿する人は全体の約3割です。都心や大都市に住んでいて、自宅から通える大学がたくさんある地域の人はよいですが、地方住まいの場合はほぼ下宿すると思って良いと思います。
仕送りは月に10~11万程度が平均のようで、年間にすると平均124万円です。ただし、地方大学への進学か地方から都会への進学かによっても仕送り額が違ってきますので目安にしてください。
これらの統計情報は日本政策金融公庫から「教育費負担の実態調査結果」として公表されていますので、参考にしてください。
子ども手当(児童手当)と毎月の支給額【制度】
子供が生まれた時に全員受け取ることができる補助金に子ども手当(児童手当)があります。
子ども手当(児童手当)は子供がうまれたら中学卒業時(15歳)まで国から補助金を受けることができます。
出生届とは別に、出生から15日以内に住民票のある市区町村の子ども関係の窓口で手続きすると、出生の翌月から給付金が手続きした銀行口座(親名義)に振り込まれます。※振込は4ヶ月分ごとに、2月、6月、10月にまとめて振り込まれます。
国が発表している児童手当額はこちらになります。(内閣府|児童手当より)
もともとは子どもが生まれても家計が苦しくなりすぎないようにすることが目的ですが、おおかたの人は子ども手当をそのまま学資保険に充当しているようです。
仮に8月生まれとして計算すると、生まれてから15歳になる年の年度末(3月31日)までもらえる計算になるので、
0~3歳(36ヶ月)×15000円=18万
3歳~中学卒業(151ヶ月)×10000円=151万
合計169万円を公費から受け取ることができる計算になります。
たとえば、国公立に進学するので600万を18歳までに準備したい場合、600万-169万=431万となり、自分たちで準備すればいいのは431万、18年で24万円、月あたり2万円というのがみえてきます。
もし、第3子の場合は子ども手当の額が増額されるので、自己負担額はもう少し減ります。
また、一定額の高額所得のある家庭は子ども手当てが一律5000円となります。
詳しくは厚生労働省のリーフレットをごらんください。
【HP】内閣府|子ども子育て本部|児童手当
【案内】リーフレット「児童手当」(平成28年度版)※PDF
【まとめ】はじめて子どもの学資保険を考える時に知っておきたい知識
学費の積立は学資保険か終身保険
学費の積み立てをしたい場合には、親の死亡時に払込免除ができて貯蓄性の高い保険である学資保険か10~15年の短期終身保険を利用しましょう。
保険で学費積立する時の注意4つ
1.保険には早めに加入する
学資保険も終身保険も契約者(親)が死亡した際に保険料の払込免除特約がつきますので親が加入します。その際、親の年齢が高かったり、契約が先延ばしになれば死亡リスクが上がりますので保険料が高くなります。早めに加入するほうが保険料が安くて済みます。
2.保険には家計を支えている人が加入する
奥さんが若いから、月々の学費を抑えるために奥さんを契約者にするケースもありますが、もし奥さんが保険の契約者の状態で大黒柱の父が亡くなった場合保険料の払い込みは免除になりません。そうなると稼ぎがない+保険料で家計が圧迫されますので、これからより頑張って稼いでいく予定の人を契約者にしましょう。
3.学費全額を保険で準備しない
前述したとおり、早期解約は一部解約であっても返戻率が100%を切ることが多々あります。無理な保険料を組んで、途中の学費調達が出来ずに解約するとなると70%しか戻ってこなくて逆に損をしてしまうことがあります。各家庭によって無理過ぎず、でも半強制的に貯められるくらいの金額を設定しましょう。
15歳までは児童手当が出ますので、児童手当の金額+無理なく何とかできる金額=保険料になるのが理想です。
4.医療特約つきは損するのでNG
医療特約、つまりケガなどの通院時に手当が出る保険のことです。しかし医療特約がついていると、返戻率は100%切ることがほとんどです。もし通院手当をつけたければ、学資保険(終身保険)ではなく別の保険として加入しましょう。
通院手当が出る保険は、基本掛け捨ての医療保険になりますので保険料自体は数千円で済み安い保険です。セットにすると取り外しなくて不便ですが、どうしてもケガ通院などの保証がほしいときは別の保険として組めば必要に応じて途中でやめたり再開できますので、自分でうまく組み合わせましょう。
毎月の学費の積み立てに対する保険料の割合は?【個人見解】
仮に子どもが18歳になるまでに大学費用として650万貯めると考えると月々3万円を保険や現金で積み立てていく必要があります。
この3万円をすべて終身保険で組んだ場合、もし急な出費でお金が足りなくなって保険を一部解約しなければいけなくなった場合、返戻率は70%程度なので現金で貯めていればあったはずの30%分はドブに捨てる形になりお金がほしいのになくなる事態になります。
全額保険料として積立てるのではなく、例えば半分程度は保険で残りは現金積立にしておけば、急な出費があるのでボーナスでまとめて貯めたり、翌月に回したりすることもできます。
子ども手当(児童手当)が1~1.5万円でますので、家計からの毎月の支払いは+5000円程度で抑えて、残りは現金で積み立てておこうと個人的に思っています。つまり、保険料は子ども手当1万+自己資金5000円、現金貯金は1.5万という感じです。
つまり必要な自己資金は毎月2万ですが、1.5万は現金貯金なのでとりあえず毎月の積み立ては1万(保険代残額5000円+現金積み立て5000円)、残りの1万円はボーナスで6ヶ月分ごと貯めるということもできるようになります。
月々2.8万円のうち1~1.5万が補助金、残りの1.3~1.8万が自己資金です。ボーナスが出た時にまとめて積み立てておけばいいかな?と思います。
家の保険も見直して適正化し学資保険へ資金を回す
いろいろ考えていると先延ばしになってしまう保険ですが、学資保険を組まなきゃいけないというタイミングで一度家の保険を全部見直すと良いです。
たいていの家庭は無駄な保険、重複している保険、入るべき保険に入っていないなど問題がありますので、無駄な保険を減らしリスクをカバーしつつ保険代を小さくしてより楽に学費の積み立てにお金を割けるようにするべきです。
保険は誕生日を迎える前に見直すのがおすすめです。保険料は年齢が上がったり、病気などになると死亡リスクがあがるため保険料がどんどん高くなっていきます。学資保険も同じです。同じ保障ないようであれば数百円でも保険料が安いほうが気持ちも楽になります。
子供が出きた、子どもが生まれた、もしくは結婚したなどはいい機会なので一度家計を見直しも兼ねて保険を確認してみるのがおすすめです。
ちなみに、我が家はこんな保険に入っています。
- 終身保障1000万(老後の資金&自分の葬式代)
- 収入保障保険毎月20万(~60歳まで)
- 医療保険(3大疾病・7台生活習慣病での入院・手術)
- がん保険(通院治療をサポート)
- ケガ通院保障(接骨院でも使える医療費削減対策)
特に収入保障保険は保険料が掛け捨ての保険ですが、保障内容の割に安く、死亡時点から毎月仕送りのように設定金額が受け取れるので、コレに入っておくと万が一のときに家計が逼迫しなくて済みます。うちはふたりとも入っています。
保険相談は窓口ではなくFP無料相談がオススメな理由3つ
結婚時に保険の見直しをした我が家ですが、1年半後に子どもが生まれ、再び医療保険・車の保険含めて保険の見直しをしました。
結婚当時は店舗型の保険相談窓口で契約しましたが、今回は家までFPさんが来てくれる無料相談を利用しています。(しかも3名のFPさんにセカンドオピニオンを聞いた上で契約した)
私が思う保険の窓口のデメリットは3つあります
- 契約担当者が何かの時に自宅まで相談に来てくれない(自分がいかなきゃいけない)
- ベテラン担当じゃない可能性がある(保険
の組み方は担当の経験次第)
- 担当が変わる可能性がある
FP無料相談でくる保険屋さんはほとんどが自営業者(フリーランス)であり、その人がずっと担当してくれる形になります。ですが、窓口の場合はいつ対応してくれた担当さんがやめるかわかりませんので、何か合った時に全然知らない人とやり取りしなければいけない可能性があります。
家に訪問してくれるFPさんはどこかの事務所には所属していますが、基本的には永年担当性の人が多いので何かの時に電話一本で相談に乗ってくれることがメリットです。
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うちは子供の保険と一緒に親の保険も見直ししてもらいましたが、FPさんとの相性は正直言って合わないとよく分かりません(笑)
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良いFPを見分けるポイント6つと契約時の注意3つ
ぶっちゃけ学資保険はきっかけ商品といって、家の保険の見直しを提案するきっかけを作るための保険商品です。保険屋さんにとっては旨味のある商品ではありません。しかしたいていの場合、保険の内容を知らずに入っていたり、いまの医療情勢をカバーできないような意味不明な組み方だったり見直して安くできる部分はたくさんあります。
なので、学資保険の説明に来た方はかならず他の保険についても確認してきますが、そういう事情があるのでハナから毛嫌いせずにいろいろとみてもらうと良いと思います。(私はビビって最初つっけんどんなことを言ってしまいましたが、本当に親身になってくれる人はいるので根気よく探してください)
私は3人のFPさんに面談を申し込み、そのうちの1名の方と保険を組んでいくことにしました。今回セカンドオピニオン含め3人のFP無料面談をしたおかげでわかった良いFPさんの見分け方をメモっておきますので参考にしてください。
1.他のFPへの「セカンドオピニオン」を快くOKしてくれること
保険の組み方はFPによって様々です。極論すれば同じ保険であっても、オプションの付け方や保障日数の設定の仕方によってかなり違ってきます。
はじめて聞いた話はすごくいい話のように思えてしまいますが、保険は高い買い物なので一人目の人に悪いかな?と思わず、堂々と他の人にも話を聞いてみたいのですが、と切り出してみてください。快く了解してくれる方は、自分のプランニングがお客さんにとって一番メリットが高いという自信がある方だと思います。
2.取扱できる保険が20社程度はあること
取扱できる保険は多いほうがいいです。
取扱できる保険が少ないケースがあります。そうするとどうしても特定の保険会社の保険商品を強く押さなければ行けない状況になり、私たちにとって最適な保険なのか疑問が浮かんでしまいます。
いくつか比較できるくらいの保険会社の取扱があれば、無駄なプランを組まずに済みますのでFPもお客さんにもメリットは大きいです。まずは保険の取扱数を確認してみてください。
3.提案される保険が1社でまとまっていないこと(比較検討させてくれること)
提案される時に、取扱全社を比較するのは素人には無理な話ですが、この保険なら2~3社の提案があって、個人的にはコレが一番こういう理由であっていると思う、と説明してくれる人はいいFPさんです。
逆に、この会社でまるっと組むと割引が効いて得ですよ、というような説明の場合、その保険会社の専属保険マンと話すのと同じです。わざわざ複数社の保険を取り扱えるFPに保険を最適化してもらえるようにお願いしているのですから、複数社の比較提案がないのは見直しになってないかも?と思うべきです。
3.「いつまでに〇〇しますか?」など急がせてこないこと
契約を急ぐときは判断を早めたいときです。
たとえば、セカンドオピニオンを聞いた時にいつまでに決めてくださいなど期限や判断をむやみに急がせてくる場合は早く白黒つけたい場合です。急かされているな、と思ったらあえて良い意見に思えても一度持ち帰って、考えてみてください。
保険料を抑えたいなど本来の趣旨にあっているか、保障内容は悪くなっていないか、FPさんの説明で気になる部分はなかったかなどじっくり考えてみると良いと思います。
5.今の社会情勢、医療費の傾向などを数字とともに説明できること
保険は時代によって最適なプランが変わってきます。
それは、医療情勢がかわったり、マイナス金利で利率が悪くなったりと様々なことがありますので今の傾向に沿ったプラン内容にしないと意味がありません。
入院期間を短くする社会情勢なのに不必要な部分に長期入院保障プランをつけたり、オプションをつけたけど実際には使えないオプションだったら保険に入った意味がないですよね。入院したら、怪我したらなど起こる確率が不明な話でオトクという話より、●歳の死亡原因の割合、入院日数、通院日数、治療費平均からこういう保障が必要だと説明をしてくれると、こちらもどれくらいのリスクがあるのか判断できます。
6.オトク!を連呼したり、保障を下げて保険料を安くしたりしないこと
タラレバな話が多い、保障を下げて保険料を安くする場合などは注意が必要です。
保障内容が下がっているけど、保険会社に確認したらコレでもカバーできるからコレでいい、などその人が調べた具体的な根拠画角にできない場合はちょっと注意したほうがいいかもしれません。
こういう保障をつけておけば、万が一の時にたくさんお金がもらえて儲かりますよ、という話にはついつい乗ってしまいがちですが、美味しい話にはその場で即決しないで、一度持ち帰る勇気も必要です。
良いFPさんを見つけるのも大切ですが、契約するこちら側も契約時に注意すべき3つのポイントがあります。
1.その日に即決しない、家族で話し合ってみる
即決できるほど保険の知識は持ち合わせていないはずなので、美味しい保険!と思っても一度立ち止まりましょう。解約には保険料が無駄になるリスクと解約に費やす手間が必要です。
2.組み合わせると割引ができる!に乗らない
面倒くさいのでまるっと一括パッケージにしたい、割引効くしオトク、などありますがそれはやめましょう。担当さんとのからみで今後の見直しがしづらくなる可能性があります。わざわざ複数社から最適な保険を探してもらうためにFP無料相談に申込んだことを忘れないようにしましょう。
3.自分でも保険について勉強する
保険マンにおまかせ~とするのはやめましょう。完全な思考停止状態で言いなりに加入するだけ無駄が増えます。
家計節約しつつ、万が一に備えるために保険を利用するのですからわかりにくくてもちょっとそこは頑張って保険に対する理解を深め、最後は自分たちで決められるようにしましょう。
保険のFP無料相談はどこでもOK
FP無料相談はいろんなところから面談申し込みができますが、3社に面談申し込みしてわかったのはぶっちゃけどこのFP無料保険相談でも良いろいうことです。申込みは複数の保険代理店の窓口みたいなもので、申込みをするとそのサイトと提携している複数の保険代理店の中から立候補した保険代理店のFPさんが来るので、サイト名とは違う名前の保険代理店が来ます。
なのでサイトによってFPの良し悪しがあるわけではないので、どこでも気にせず申し込んだら良いと思います。
サイトによっては、FPさんを選べるところもあるので、使いやすい(申し込みやすい)ところで面談申し込みすると良いと思います。
以上長かったですが、知識の手助けになって、これからの保険見直しに役立てばうれしいです。
良い保険とFPさんに出会えますように♪
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