なーんの役にも立たないただの子育てlog - オコキタ日記

海辺の田舎で男児どもを育てる子育てダイアリー

株式会社「家族」という考え方 -家庭を会社に見立てれば、収入減が1つとかあり得ないのが一目瞭然

弟の嫁氏とよく子育てや副業などについて話すのだけど、自分に子供ができたこともあって「育休」の実態と現状について話してなるほどなあと思ったのでメモしておきます。

産休・育休中ってお金はどうなる?

大手で旦那が大量にお金をゲットしている家庭を除き、働く女性が気になるのはキャリアよりまずお金じゃないだろうか。少なくとも自分はそうだった。産休と育休自体あんまり詳しく知られていないし、育休中は会社がお金を出すんだと思っていたが全くの間違いだったので最初に説明しておこうと思います。

働いている人が産休・育休を取得する場合、取得中にはこうなります。

  • 健康保険、雇用保険から給与の2/3にあたる金額が支給される
  • この間会社は特に給料を払わない、社会保険料なども控除

つまり、産休・育休を取得するとき、会社は手続きにかかる人件費は必要になりますがそれ以外は必要ないということになります。詳しく知りたければ下記リンクをご参考に。

ハローワークインターネットサービス - 雇用継続給付

あと、これから出産を考えていて、自分がどれくらい補助金をもらえるか知りたい方は補助金を自動計算して見積もってくれるサイトがあったのでご紹介しておきます。

www.office-r1.jp

 

なんで男が育休取得しにくいのか?

嫁氏とも同じ話になったんだが、イケダハヤトさんが既に書いてくれてるので、こちらも引用。パタハラっていうのか。

 

「パタハラ」の問題も



さらに、記事中では「パタハラ」の問題も指摘されています。

上司: 「なんで、男のおまえが育休なんて取るんだ。キャリアに傷がつくぞ」
Aさん: 「たかだか4カ月のブランクでキャリアに傷がつくとしたら、僕がそれまでの人間だったということです」
上司: 「子どもの教育費は何千万円もかかるんだぞ。いっぱい残業して金を稼ぐ。これが家長としてのあるべき姿だ!」
Aさん: 「うちの場合、妻の方が給料も高いので妻を世帯主にしているんです。僕は家長ではありません…」
上司: 「そういう問題じゃない!バカモノ」



もはやマンガみたいな世界ですが、現実にあるのでしょう。ぼくの知人にも、ここまでひどくありませんが、「育休1年取りたいんですが…」と言ったら周囲から嫌な顔をされて、結局諦めることにした、という経験をした方がいます。その会社では、育休はもちろん制度として用意されています。 

www.ikedahayato.com

 

要は「おめえがいねえせいでこっちに仕事が回ってくんだよ、ボケェェェエ!!」ということだろうと。しかし、よく考えてみたら極端なことを言えば家族はどんな自分になっても付き合ってくれるかもしれないけど、会社は老後までお付き合いいただけないのが多数だと思うので、何と言われようが家庭を優先するのは当たり前すぎる話よね。

 

雇用に頼っていると精神的に不安定になる

仕事は仕事、家庭は家庭みたいに言われるけど、実際には“家庭”って会社に例えられると思うんだが、考えたことあるだろうか?

 

 

  • 営業部:なんらかで金を得てくる部署
  • 総務部:家の雑務
  • 経理部:金の管理
  • 渉外部:親戚、近所との外交
  • 人事部:家族の採用(出産)、子育て
  • 食堂:ご飯作る
  • 清掃:掃除

株式会社「家族」は社員2名の零細企業なのですが、古き良き日本の部署割り振りは旦那が営業部、その他の部署は妻という非常にアンバランスな割り振りでありました。

 

・・・妻どんだけ有能なの!しかも営業部の旦那は、お得意様1件に頼っている状態。普通の仕事じゃあり得ないですよね。しかも妻がパートで営業収入を得てきても「おれの方が売上多いんだから文句言うんじゃねえ!!」とか、他部署を全て兼務している妻に向かって、どんだけ無能な発言をしているのか恥ずかしくならないほうがおかしい。しかも旦那そのお得意様に突然振られたらいきなり売り上げが激減するわけで、客観的にみたら恐怖でいてもたってもいられません。

 

どうしてみんな、お得意様1件で何とかしようとか考えられるのか。それに気づき始めているのが現代なのかもしれませんがね。小さいお得意様が数個あって家賃分だけでも賄えれば心の平安も、次への希望もずいぶん変わってくるのでは?他の業務を分担すれば妻だって営業売上を獲得できますし、多少の変動で会社(家庭)を危険にさらさなくて済みます。

そういう結論に達したオコキタ家は、部署の業務シェアリングと新規お得意先(収入源)の獲得に向けて二人で活動しはじめています。

 

もう、会社の雇用に頼る生き方だけじゃ時代を乗り越えていけないですよ?